美園さくらさん(99期)の後の月組のトップ娘役に97期娘役の海乃美月さんが決定しました。
月城かなとさん(95期)の相手役になります。

海乃さんは研究科11年目でのトップ娘役就任ということもあり、遅咲きではありますが、「ほっとした」「よかった」と喜びの声も多く聞かれています。
海乃美月さんのプロフィールや来歴、特技などについて調べました。

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海乃美月さんのプロフィール

海乃美月さんは富山県氷見市阿尾出身で、氷見市立北部中学校を卒業後すぐに宝塚入りしました。
小学校は氷見市海峰小学校に通っていました。

海乃さんは2009年に宝塚音楽学校に入学し、2011年に星組大劇場公演『ノバ・ボサ・ノバ/めぐり会いは再び』で初舞台を踏みました。

入団成績は34人中5番と優秀です。
97期生は宝塚音楽学校入試方式が面接重視に変わった最初の年で、授業についていけなかったためか退学者が多く出た期でもあります。

組回りを経て月組に配属された後は、娘役として経験を積みました。

新人公演ヒロイン3回、小公演ヒロイン7回のベテラン娘役として活躍中ですが、2021年ついにトップ娘役の座を射止めました。

身長は164センチと娘役にしてはやや高めですが、顔立ちや肩幅などが娘役らしくすっきりしているのでごつい感じはありません。
とても娘役らしさを感じる、ほっそりとしたスレンダーな体格をしています。

現在の愛称は「うみ」「くらげ」。
富山の海から見る美しい景色をイメージしてつけた芸名が、ファンから「くらげ(海月)っぽい」と言われるようになり、海乃さんも愛称として使うようになりました。
入団時の愛称には「えり」もありました。

海乃さんの出身地(氷見市阿尾)について

氷見市阿尾は海にほど近く、
「英遠(あを)の浦に 寄する白波 いや増しに 立ちしき寄せ来  東風(あゆ)をいたみかも」
と大伴家持が詠んだ景勝地です。

海乃さんのご実家も海に近く、実家のレストランではおしぼりを出すなど小さなころからお手伝いをしていたのだとか。

芸名も氷見の夜の海から見える美しい月を由来としています。

2021年4月7日、氷見市は海乃美月さんのトップ娘役決定を喜び、阿部賞(優れた業績を上げ、将来の活躍が期待される人や団体に贈られる賞)に海乃さんを選びました。
4月19日に市役所で表彰式が行われる予定です。
中日新聞

なお、海乃美月さんのお父様は氷見市観光協会会長の松原勝久氏です。
Facebookページ

海乃美月さんの同期生

97期生で新人公演主演や新公ヒロインなどを演じた人には次の方々がいます。

芸名
男役花組永久輝せあ
月組蓮つかさ
星組綺城ひか理
宙組留依蒔世
娘役花組春妃うらら
元花組城妃美伶


花組の永久輝せあさんはVISAのイメージガールを務めており、将来のトップは確実視されています。

退団済みの元花組・城妃美伶さんも、数多くのヒロインを演じました。

音楽学校に入学するまで

海乃美月さんが通っていた幼稚園では「才能教室」という時間があり、大好きなお姉さんといっしょのバレエを選択していました。
最初は足が90度も開かず嫌がっていたものの、人前に出るのは好きで次第にバレエに打ち込むようになったのだとか。

小学生のころからバレエスタジオに通うようになりました。
初観劇は星組の『王家に捧ぐ歌』。
同じバレエスタジオ出身の麻尋しゅんさん(88期生、男役。現在は「麻尋えりか」さんの名前で活動)が新公ヒロインを演じることになったため、本公演と新人公演を観劇しました。
バレエスタジオのみんなでバスツアーで行ったそうですよ。

星組公演『ベルサイユのばら―フェルゼンとマリー・アントワネット編―』を観劇し、宝塚受験を決意。
遠野あすかさんに憧れながら、定期的に大劇場に通うようになったそうです。

小学4年生のころからバレエ中心の生活に。
コンクールにも出場していたそうです。

また、地元の合唱クラブにも参加していました。

中1の冬に県民ミュージカルに出演した際は、オーディションで主役を演じました
声楽も習い始めたのもこのころです。

北日本新聞によれば、2000年から和田朝子舞踊研究所でダンスを習いました。
幼い頃から指導した和田伊通子さんによれば、華があり、練習に手を抜かない子だったそうです。

富山新聞DIGITALによれば、小中学生のころは礒島由佳子さんに声楽を師事。
コーラスグループの子どもの中でも目立ち、リーダー的な存在だったのだとか。

中学2年生の時、富山県で開催された「世界こども演劇祭」で主役に選ばれたということです。
宝塚GRAPHでは主役を演じたのは中1のときのように書かれているのですが、どちらが正しいかはわかりませんでした💦

海乃美月さんのヒロイン歴

海乃美月さんは新人公演ヒロインを3回、バウホールやシアター・ドラマシティなど小公演でのヒロインを7回務めています。
そのときの役名や学年などをまとめました。

西暦 学年 公演名 役名 ポジション 相手役(主演)
2014 研3 『明日への指針-センチュリー号の航海日誌-/TAKARAZUKA 花詩集100!! 新人公演:レイラ/新人公演:花のエトワール/トップスター女/銀の花の女 新公初ヒロ 暁千星/珠城りょう他
2014 研4 THE KINGDOM ジェニファー 東上Wヒロ 凪七瑠海/美弥るりか
2014 研4 PUCK 新人公演:ハーミア 新公ヒロ 朝美絢
2015 研5 A-EN(エイエン) ARI VERSION マリッサ・ムーア バウWSヒロ 暁千星
2017 研6 グランドホテル エリザヴェッタ・グルーシンスカヤ 新公ヒロ 夢奈瑠音
2017 研7 瑠璃色の刻(とき) アデマール 東上ヒロ 美弥るりか
2018 研8 HE LAST PARTY〜S. Fitzgerald’s last day〜フィッツジェラルド最後の一日 MITSUKI/ゼルダ・フィッツジェラルド 東上ヒロ 月城かなと
2019 研8 Anna Karenina(アンナ・カレーニナ) アンナ・カレーニナ バウヒロ 美弥るりか
2020 研9 出島小宇宙戦争 タキ 東上ヒロ 鳳月杏
2021 研10 ダル・レークの恋 カマラ 東上ヒロ 月城かなと


ヒロイン以外でも、本公演の2番手娘役など、主要な役を多く演じています。

新人公演ヒロインの本役は、3回とも前・月組トップ娘役の愛希れいかさん(95期)です。

研3のときからほぼ毎年ヒロインを演じているのはすごすぎます。

楚々とした美貌に加えて演技力、娘役らしいダンスが海乃さんの特技ですが、歌唱力も上がっています。
数多くのヒロイン経験は、月城かなとさんの相手役としてトップ娘役になっても生きるでしょうね。

月城かなとさんとも主演コンビとして組んだことがあるので、相性の良さはみんな知っているところです。
お披露目がたのしみですね。


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